悪戯なキス

氷水の入ったワイングラス、

ピカピカに磨かれたシルバーが
置かれていた。

私にとってはいつもの光景だが。



朝食を食べ終わると、
シェフがクッキーを手渡してくれた。

「女王様、こちら、
旅のお供にどうぞお持ち下さい。」

シェフ、気が利くじゃない!

「こちら、袋ごとに
風味が分かれております。
プレーン、チョコチップ、
ストロベリー、紅茶、マーブル、
< 16 / 33 >

この作品をシェア

pagetop