クラス×BR法(R18)
真実
ー西園寺SIDEー
桜我峰高校に入る前
いや、転校する前の頃の話
私は大神(おおが)高校に入ってた
普通の学生
ただ、槍術が好きな私
その頃は高校1年生
高校に入りたての私
「亜香也、どんだけ緊張してるの笑」
幼馴染の向井達樹
「緊張してないし、この時期で緊張とかありえないんだけど!」
そうだ、今は7月
夏休みに入る前日だ
「夏休み入ったらお前の家に行くわ、槍術しに行くよ」
「分かったよ、稽古の邪魔にならない程度でね」
やっぱり来るのね・・・
いくら幼馴染でも本当に去年も私の家に来てたけど
来る日数がかなり多いんですよ!?
私の夏休みほとんどが達樹に使われてる・・・気のせいだよね
そう、私たちはここまでいつも通りの生活だった・・・
教室に着くと
今と同じ事を担任に言われたんだ
「このクラスは・・・とある場所へ送り込むことになった・・・」
そう、ここから私たちは
今行ってるバトル・ロワイヤルに参加することになったのだ
バトル・ロワイヤルの担当してる責任者が「るんるん」だった
そして、生き残りは3人だった
この頃の勝者は私、達樹、斉藤麻奈だった
斉藤麻奈はこのゲーム終了後
友達、大切な人を亡くしたショックで自殺した
そして達樹は・・・
るんるんという人物につかまった
「向井達樹君、キミはちょっと良いお仕事がありますので、残ってもらいます」
そう発言された
「なんで、達樹?」
「そうですねー、まぁ、キミには期待していることが山ほどありましてね」
「それなら、私が引き受けたいわね」
「いいよ、亜香也~。俺興味あるし」
「あら、そうなんですか。では、向井達樹くん、連行しますね」
そう言ったるんるんは
達樹を強引に連れ去ろうとした
「な、なにすんだよ?!!」
「達樹!!あんた、何してるのよ!!!」
「何って、向井君はお仕事したいんでしょ?だからその現場に行かなきゃね!って」
こいつが言ってる意味ってなんなの?
全く分からない
「ねぇ、何をするの?」
「そうね・・・向井君は一生会えないって思っていただいて結構」
「・・・・・・え?」
会えないってどういうこと?
「そして、彼はあなたとの過ごした日々を忘れるでしょうね」
そう言ってるんるんと達樹は去った
気づいたらいつもの学校にいたのである
あれ・・・夢だったのかな・・・
いや、夢じゃなかった
現実だった
だっていつもの教室に行くと
誰も居なかったから