クラス×BR法(R18)



・・・西園寺の過去を知った俺は、ただ聞いてることしか出来なかった

俺は西園寺のことを全く知らなかった・・・わけではない
西園寺に何があったかは少しだけ星野から聞いてた
それでも、詳しく言われると・・・な


「分かったか、これが私だ」

「要するに・・・お前の目的って、るんるんの正体といか、向井達樹がどこにいるかを知りたいんじゃないのか?」

そう俺が言うと西園寺が黙りだした



あ、あれ・・・
俺何かまずいこと言ったか?



「別に・・・知りたいとかない」





あぁ、言ったほうがいいかもな
言わなきゃ後悔するって気がした


「向井が生きてるって分かってるなら探せばいいんじゃないの?幼馴染じゃないの?大分お世話になってるらしいじゃねーの?」

「私は自分の義務を果たせばいいの、自分の目的を成功すればそれでいいの!!」




はぁ、こいつめんどくさっ
絶対にこいつ嘘ついてるだろ
みんなのことを優先して考えてる
だから自分の目的、本当の目的が消されてるんだ


「あっそ、だったら俺は向井って言う奴を探す目的で、いいだろ?」

「・・・・・・は?何言ってるの?自分がどういう事を言ってるのか分かってるの?!」

「あんたの方が自分で何言ってるのか分かってるの?あんたは自分の目的って言ってるけど、幼馴染の方が大切じゃないの?」

「意味分かんない・・・」

「意味分かんないじゃねーよ!!俺が向井を探すんだ、あんたは自分の目的を探せば良いだろ」


西園寺・・・お前気づかないのかよ
龍ヶ崎も心配してるのか、俺たちの様子を伺ってるし
何を言われても本当に気づかないんだな



西園寺の怒りが込みあがったのか・・・
俺に向かって日本刀を切り裂こうとした

「西園寺!お前いいかげん気づけ!!!」

「うるさいっ!!!これ以上達樹の話をするとお前を殺すぞ」

「あぁ、殺すのは勝手だがな、これだけは言わせろ」






「西園寺・・・お前ふざけんなっっ!!!いいかげん自分の気持ちを押し殺すんじゃねーよっっ!!!」

俺の怒りは西園寺に向かって放たれた
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