クラス×BR法(R18)

絶望な日々




ー相原SIDEー


とりあえず、良かった・・・
有は死んじゃったけど
葉菜と奈々子が生きてて・・・

これ以上友達は無くしたくない
いや、失いたくない


「葉菜、喋らないでいいからね、一緒に生き残るんだよ」


葉菜はコクンと頷いた


でも、さっきから奈々子の様子がおかしい
どうしたんだろ

奈々子はさっきから黙り込んでて
まさかだけど、大山が来たから?

大山を連れて来ちゃ駄目だったかな


「奈々子、大丈夫?」

「・・・・・・え?!あ、うん」



なんかある・・・
こんなにボーっとしてる奈々子は絶対に考えてるか企んでる


今の状況は分かってるのかな
ボーっとしてたら
隙を見て誰かに殺されるんだよ

本当に大丈夫・・・・?





と、その時だった






















「愛実、私大山と話がしたい」

「え、奈々子?」

「お願い、愛実・・・」


どうしたの、急に
奈々子と大山って何か接点あったっけ?



「愛実?」


愛実は私からの許可を待ってるらしい・・・


「相原、俺は別に構わないけど」

「ほら、じゃあ愛実・・・私と大山行くからさ、葉菜をお願いします」



そう言って奈々子と大山は私たちが歩いてきた方向と逆へと向かった


葉菜は今、私が背負ってる






本当にいやな予感しかしない

ねぇ、何するつもりなの?
・・・・・・奈々子


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