もえ★ぱに
ザワザワと楽しそうな声が飛び交う中、俺と胡桃は、奥のテーブルの座った。

「何飲む?」

「んー…ウーロン」
胡桃はメニューと睨めっこしながら言った。

その時。

「あれ?!慶太〜!?」
後ろから俺を呼ぶ声。これは間違いなく…

「弘也!今日はココだったのか!!」

弘也の周りには既に数人の女がいる。

「……相変わらずだな」

「そーか?ところで誰だよ、その子」
弘也は胡桃を指さして言った。
そして俺の返事も聞かず、
「あー、なるほどね。新しい彼女か!ちっちゃくて可ー愛い♪」
と言って胡桃の隣に座った。

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