学祭探偵ゲーム

「まぁ、こうやって見るとみんな性格とかバラバラだけど、演技を見てもらえればわかるよ♡」

「なんでお前が仕切ってんだカス!!」
「それ以上私の奈々に近づいたらぶっ殺す!!」
「・・・めんどくさい」
「まぁまぁみんな...」

いや、もう私帰っていいですか?
私の話なんだろうけど
会話に私の入る隙間がないので、帰っていいですか?

「まぁ・・・ちょっと見たいかも」

「ほらほら奈々ちゃんも、こう言ってることだし♡」

麻雨君、気持ちは嬉しいのですがどさくさに紛れて触らないでください!!

「だから、なんでお前が仕切ってんだカス!!」
「麻雨テメェ殺ス...」





「・・・・・・」






嫌な空気が流れる....
もうほんと帰りたい!
そんな沈黙を破ったのは
いつの間にかこちらにきた川上君


「・・・清本、演劇好きなのか?」


「うん!!大好き!!劇団○季のリトル・マーメ○ドとか大好きでDVDも持ってるんだ!!」

川上君に初めて話しかけられてちょっと興奮気味でいっちゃた...
気持ちがられたかなぁ....

まぁいいけど←



「・・・急に笑うなよ///」

「え?」

「・・・なんでもない」

なんて言ったのか私はわからなかったけど、莉奈には聞こえたようで...
しかも、その内容がOUTだったのか
かなり殺気を放ってるんですけど...

「どいつもこいつも....私の奈々に指一本でも触れたらぶっ殺す...」

「ちょっと?たくみぃ?奈々ちゃんは僕が先に目をつけたんだよぉ♡」

語尾に♡ついてるけど麻雨君なんか怖い!!
あと、目をつけたってなに!?
+莉奈!!じゃあ、なんで連れてきたのよ!!






「・・・よ、よし!!じゃあ、ちょっと演<ヤ>りますか!!」

・・・やっぱりまともなのは松田くんだけだね...
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