学祭探偵ゲーム
「これが奈々ちゃんの衣装ね!!」
衣装係の優衣ちゃんが見せてくれたのは
ピンクのパーカーに手に付けるシュシュと頭に付けるシュシュにベージュのズボン
「おぉ...って割と普通の服だね...」
「そりゃごくごく普通の女の子の役だもんしょうがないよ」
まぁ私ほどの美少女になるとどんな衣装でも生えるんだけどね
今日は5時間目と6時間目に体育館を取ってあってリハーサルをやるみたい
しかもそこに演劇部のみんなが来るっていうから
気を抜いてられないよね
「奈々ちゃん!!奈々ちゃん!!ついに星也役が決まったよ!!」
ん?ちょっとまって
「決まったよ!!って星也役決まってなかったの!?」
「うん男子たちみんな恥ずかしがって全然決まんなかったんだけどさ、さっき暁月君が立候補して、転入生だけど演劇部に認められたっていう噂だし即決よ!!」
暁月君かぁーそういえば暁月君の演技まだ見てないんだよなーリハーサルが楽しみ!!
っとこうしちゃいられない私も練習練習っと
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「なぜなら私と星也は呪われるから」
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「やめて嘘なんかつかなくていい!!」
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ふ、ふうっ
気づくともう11時を過ぎていた
集中してると時間が過ぎるのが早い...
ガラッ
「おいっ清本はいるか!?」
突然教室に入ってきたのは川上君!!
って今川上君を見たらますます莉奈の機嫌が!!
ってそういえば莉奈は?
「ねぇ優衣ちゃん、里奈知らない?」
「えっそういえばさっき演劇用のドライアイスが届いたからって受け取りに行ってたよ」
よ、よかったー
そうと分かれば今のうちに...
「またせてごめん川上君!!何の用?アレの話」
「いやそれだけじゃない!ちょっと来てくれるか!」
おぉ...川上君には珍しいハキハキとした喋り...
よっぽど大事な話なわけね
今行きます!!
「ごめんみんなちょっとぬけるね!!」