学祭探偵ゲーム
淡々としたその喋り、川上君には迷いがなかった
生徒会というのは川上君の中では確定してるだ...
「...奈々生徒会のメンバーを知っているか?」
「えっ?あんま知らないかも」
うちの学校の生徒会はあまり表側に顔を出さない決め方も選挙などではなく最高学年のテストの成績上位者に強制的にやらされるらしい
「...生徒会メンバーは全部で6人
生徒会長 橘 美幸 テスト成績1位 男なのに女みたいな名前なのがコンプレックスで、そのことを指摘されるととても怒るらしい
生徒会副会長 紫月 望海 テスト成績2位 生徒会ゆういつの女で、美幸の右腕だ
生徒会会計 中村 音佳 テスト成績5位 あのちび意外と成績がいいんだ、塾にも行ってるしな
生徒会書記 松田 つばさ テスト成績3位 あいつはよくわからんが、もともと勉強はできるらしい
生徒会広報 響 亮介 テスト成績6位 スポーツ系なのに勉強もできて、それなりにかっこいいってこともあって、いっつも女子に囲まれてるな
生徒会企画 上月 日向 テスト成績4位 学園祭の出し物の順番とか把握してるのがコイツで、今のところ怪しさ暫定一位だな」
せ、生徒会メンバー中に演劇部二人も入ってんの
「中村君と松田君は爆弾魔候補から外してもいいんだよね!!」
「...まぁそうだな暁月にメールがいったのは土曜日あの二人は木曜日から知ってるからな」
ってことは爆弾魔の候補は橘 美幸さん 紫月 望海さん 響 亮介さん 上月日向さんの4人か...
「...お前クラスメイト待たせてるんだろ、わざわざ時間とらせてごめんな、もう戻っていいぞ」
「そんな!ごめんだなんて!被害が少なくなるよに考えてくれてるのに!」
「...まぁ30年前の犯人を当てたとしても爆弾魔がおとなしく引くかわからないしな」
「えっどういうこと」
「...わざわざこんな大掛かりなことをするんだきっと爆弾魔は己の命を捨ててでも犯人を殺すかもしれない」
「そんなぁ...」
「ふっ...大丈夫だ、俺が食い止める だからお前はもう戻れ...」
川上君...
「ありがとう!!私!!絶対舞台を成功させるから」