学祭探偵ゲーム

〜暁月視点〜

「はぁー」

今日何度目かわからないため息をつく

これで何度目だろうか...
親父の仕事の都合で転校するのは...

初めは転校するのに不安で夜も眠れなかったが、もう慣れてしまった。

「今日は昨日言ったように転校生を紹介する入っていいぞーーー」

「はい」

皆の視線がこちらに一斉に集まる。

うっとりした女子の目に
嫉妬混じりの男子の目...
どちらも前の学校とそう変わらない
またつまらない学校生活になりそうだ


「今日からこのクラスの一員になる
暁月 翔君だ」

「暁月 翔です...よろしく...」

「じゃあ、暁月の席はーーーー
おっ!清本の隣が空いてるなじゃあそこで」

「...はい」

女子の隣か・・・
ん?清本?
・・・・・いや、まさかな...

「.....よろしく」

『清本』の声...
やっぱりこいつ...

『清本奈々』なのか?...
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