禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
禁断の始まり。
私は、彼に背中を向ける。
「あの…忘れて
酔っていた事だし…だから」
こんな事あっては、ならない。
だって、私は…彼のお兄さんの恋人。
弟と関係を持っちゃうなんて…最低な事をしてしまった。
戸惑う私に彼は、背中から抱き締めてきた。
「忘れたくない。
俺は…沙織さんと結ばれた事、後悔してないから」
!!
「でも、私は…あなたのお兄さんの恋人なのよ!?」
許される訳がない。だって…
「俺は、沙織さん…あなたの事が好きだ!!」
「…えっ?」
「あなたと初めて会った時から…こんなに話しが合って惹かれる人なんていなかった。
いけないって分かってます!でも…好きなんです」
真剣な目で告白をしてくれた。