禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
だが、そうしたら彼は、会社の前で待っていた。
「何故…あなたがココに!?」
「沙織さんがなかなか電話に出てくれないから俺から会いに来ちゃいました」
(いや来ちゃいましたと言っても…)
唖然とする沙織。
ハッ
いや、ダメよ…関わったら
「私は、もう関わる気なんかないから」
そう言い立ち去ろうするが彼は、慌てて止める。
「待って。
俺は、まだ諦める気ありませんから」
腕を掴まられてしまう。
「無理よ!離して…」
「嫌です!俺は、一夜だけの関係で終わらしたい訳じゃない」
「そう言われても私は…」
ハッと気づく。
今は、会社の前でもめてるから注目を浴びてしまっている。