禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
ちょっと…
「わ、分かったから大声出さないで!!」
「じゃあ、たまに会ってくれますか!?」
「会うから…会ってあげるから大人しくして」
必死に彼を落ち着かせる沙織。
何で…こうなってしまったのだろう…?
私は、そのままあのバーに連れて行かれる。
「嬉しいな…また、沙織さんと飲みに来れた」
「……。」
言葉が出ない。
機嫌よくカクテルを飲む彼。
私も仕方がなく一口飲んだ。
「沙織さん。
どうしたんですか?お酒の量少ないですね?せっかく一緒に居られるのに」
私は、あなたと違って気持ちがブルーなのよ!
そう言いたかったが我慢する。
ニコニコしている彼に腹が立ってきた。
私1人が騒いでるみたいで…
もう勢いよくカクテルを飲んだ。
やけ酒のように