禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~

ちょっと…

「わ、分かったから大声出さないで!!」

「じゃあ、たまに会ってくれますか!?」

「会うから…会ってあげるから大人しくして」
必死に彼を落ち着かせる沙織。

何で…こうなってしまったのだろう…?

私は、そのままあのバーに連れて行かれる。
「嬉しいな…また、沙織さんと飲みに来れた」

「……。」
言葉が出ない。

機嫌よくカクテルを飲む彼。
私も仕方がなく一口飲んだ。

「沙織さん。
どうしたんですか?お酒の量少ないですね?せっかく一緒に居られるのに」

私は、あなたと違って気持ちがブルーなのよ!
そう言いたかったが我慢する。

ニコニコしている彼に腹が立ってきた。
私1人が騒いでるみたいで…

もう勢いよくカクテルを飲んだ。
やけ酒のように

< 24 / 60 >

この作品をシェア

pagetop