禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
さすが20歳前半なだけあって…若いし体力がある。
自分との年齢差を再確認させられた。
何とか浴室に行きシャワーを浴びる。
ベタベタになった身体を綺麗に洗い流し近くにあったバスタオルを使う。
そうしたら
ガチッとドアが開き
「あ、沙織さん。
バスタオルは、適当な物を…ってもう使ってましたね?」
「キャアッ!!」
慌ててバスタオルで身体を隠した。
「ちょっと…ノックぐらいしてよ!?」
「すみません。
でも、もう俺に隠さなくてもいいですよ?全部知ってますから」
ニコッとそう微笑むと出て行く。
(全部知ってるって…)
その言葉に耳まで真っ赤になってしまう。
慌てて服に着替えてリビングの方に行くと美味しそうな料理が並んでいた。
「口に合うか分かりませんが、どうぞ。
遅い朝食になりましたが」