禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
秘密の密会。
それからも私達は、こっそり会うようになった。
彼は、相変わらず積極的に私を誘ってくる。
「沙織さんが観たがってたDVDを借りたんです。良かったら家に観に来ませんか?」
「美味しいワインを手に入れました。
一緒に飲みましょう」など
最初は、抵抗していた私だったが…
彼は、純粋の上に積極的。
料理も出来て優しくて…なにより外見が私好み。
自分の理想的な人だった。
そんな彼が私に好意を持ってくれている。
会う回数を重ねるたびに私は、ハマって行くのも時間の問題だった。
いけない事だと分かっているのに…。
今日もまた…
「沙織さん。
このシーン好きなんですよ!
やっぱりカッコイイなぁ~特に」
そう言いながら一生懸命観ていた映画のDVDの説明をしてくれる。
「そうなんだ…」
私は、背中から抱き締められながら彼の話しを聞いていた。
まるでラブラブな恋人同士みたいな光景だ。
「沙織さん…」
彼は、ギュッと抱き締める腕を強め耳で囁いてきた。