禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
彼の声も素敵…
心地がいいぐらいの低さで囁かれるたびにゾクッと震え上がる。
悠一と一緒に居る時と違って…自分の身体が火照ってるのが分かるぐらいに。
耳や首筋にkissをされるたびに早く彼に抱かれたくて仕方がない。
ダメだ…もう後戻りなんて出来ない。
そのまま深い口付けをする。
私は、彼にすっかり虜になってしまった。
ダメだと…罪を重ねるたびにそれは、彼への愛情に変わる。
そのままソファーに移動して愛し合った。
気づくと観ていたはずの映画が終わってしまった。
「終わっちゃったわ…観ていたのに」
「いいよ…また借りればいいし。
沙織さんと一緒居れたらそれでいい」
そんな事を言いながら私を抱き寄せる彼。
(私も…)
そう言いたかったがグッと我慢する。
口に出しては…ダメだと自覚しているつもりだ。
私が彼のお兄さんの恋人である以上…