禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
私は、シャワーを浴びた後
もう一度眠りにつく。
翌朝
履歴を見ると彼からメールが来ていた。
『そうですか。
俺も会いたい…兄貴よりずっと』
「……。」
私も会いたい…あなたに。
ギュッとスマホを握り締めていると
「沙織…」
ビクッ!!
振り向くと悠一だった。
「悠一…おはよう」
「おはよう。
どうしたんだ?そんな所で突っ立て?」
「ううん。ちょっと携帯のチェックをしていただけ。今から朝食をつくるわね」
慌てて笑顔でキッチンに向かった。
ハァ…と溜め息が出る。
何やってんだ…自分は
私は、朝食を食べた後その足で会社に行く。
やっぱり身体がだるい…
「筧さん
この書類の事なんですが…」