禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
そうだった!
気持ちがモヤモヤしていて薫君に会いたくて…そのまま彼の部屋に行ったんだった。
「何か…ありました?」
「……うん。」
悠一や望美の言葉を思い出す。
落ち込んでいる私に彼は、抱き締めてくれる。
「…薫君…」
「…俺は、変わらずに沙織さんの事好きですよ」
「……。」
彼のぬくもりがまた、自分の心を惑わせる。
見つめ合うとそのまま深いkissをした。
求め合うように…深いものになっていく。
彼も好き…
でも、悠一との関係を終わらしたいとも思わない。
その曖昧な関係が自分を深い闇に突き落としていく。