禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
胸が苦しい。
両方を手に入れたいと思う私は、なんて…ずるい女なのだろうか
ベッドから起き上がると彼を見る。
スヤスヤと少年のように眠る彼を見ていると涙が溢れてきた。
「…ごめんなさい」
ハッキリしない自分で
それでも私は…あなたが好きなの。
あなたのお兄さんも
そんな中途半端な関係を続けてどれぐらいたったのだろうか?
自分自身にある異変が起きる。
「うっ…」
急に吐き気がしてお手洗いに駆け込んだ。
「ゲホッ ゲホッ…」
水道の水を流しながら吐いた。
あれ…?
(そう言えば…生理っていつ来たのかしら?)
慌てて数える。
えっと…あの時に来たから…