禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
自業自得だと分かっているのに…裏切られた気持ちになった。
自宅に帰るとベッドで泣き崩れる。
(苦しい…気持ちが…)
この子の事をどうしたらいいの。
私は…あなたを愛してたのに
そうしたらスマホの着メロが鳴り響く。
泣きながら見ると悠一だった。
「悠一…」
泣くのを落ち着かせ出る。
「もしもし…」
『あ、今大丈夫か? ちょっと大事な話があるんだけど…仕事が終わってからでもいいから話し出来ないか?』
大事な話…?
私も大事な話がある。
「…分かったわ」
それだけ何とか答える。
指定された場所は、3人が会ったお店だった。
今だと運命を左右された場所だ。
2人で会うと何だか気まずくなってしまう。
「何…話しって?」