禁断の恋~彼の弟を愛してしまった私~
その先へ
「実は、正式に海外に転勤が決まったんだ」
「…えっ?」
海外に転勤…!?
「前からそう言った話しは、あったんだ。出張もそれを兼ね備えていて…今回で、それが明確になったんだ!」
私は、ボー然となる。だとしたら私達の関係は、どうなるの?
「そんな…海外だなんて…急に言われても!?」
そうしたら悠一は、真剣な顔をして
「ごめん…ハッキリ決まった訳じゃなかったから言えなかったんだ」
「だけど…いい機会かも知れない。
沙織…」
そう言って小さな箱を渡しに見せる。
「これは…?」
箱を開けると綺麗な指輪が入っていた。
「結婚しょう!
そして一緒にニューヨークに行ってくれ」
悠一は、私にプロポーズをしてきた。
「……っ!!」
まさか悠一にプロポーズされるとは、思わなかったので驚いてしまう。