禁断の恋～彼の弟を愛してしまった私～

「……。」
私は、小さく首を振るう。

「あなたは、知らない方がいいわ。
それよりも…私が全て悪いの。もうあなたとは、会えない」

「別れましょう…私達」
そう静かに告げた。

…これでいい。
どちらにしろ私は、深い罪を犯した。

自分だけ幸せになれる訳がない。
お腹のためにも…自分の罪を改めけじめをつけないと…

「そ、そんなの納得いくかよ！？
お前は、俺を裏切る気か？別れるなんて…勝手過ぎじゃないか！？」

「…えぇ、本当…自分勝手ね。私…だからごめんなさい」
責められても仕方がない。

責められるのを覚悟で言った。

こうして私達は、別れる事に
悠一は、最後まで渋っていたが勝手に結論づける。

ごめんなさい。

本当に…ごめんなさい。悠一