忘れさせて 先生・・・・
「結衣、俺のこと 忘れられたら この海に その指輪を 流しにおいで。それまで、苦しい時、悲しい時は、その指輪を見て、頑張るんだよ。もう 俺は 傍に居れないんだから・・・・・」

私は、真人の胸で 声を上げて 泣いた

「ありがとう。この時計の針が 動くたびに 少しずつ あなたを忘れる。忘れてみせる。私、頑張って いい女になるね。あなたを、後悔させるぐらい」

最後の 強がり・・・・・

初めて 見た 真人の涙



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