忘れさせて 先生・・・・
何も 変らず ただ運転している 先生が 憎らしく思えてきた

怒って 外の景色ばかりを見ていた

「体 大丈夫か?」

「うん。大丈夫」

「ちょっと ドライブしない?」

「はい??????」

「だから、お前のお母さんに連絡したら 夕方4時ぐらいにしか家には戻れないんだって。それまでの間 時間 潰そう」

私は、頷いた

「先生  他の生徒に見られるよ」

「そうだな 高速 乗るわぁ」

近くの インターから 高速に乗った

あの 夜と同じ ETCのバーがいきよいよく上がった

「腹減らない? 田中?」

「あんまり」

「そうか。お前って 若いのに 食欲ないよな」

「相変わらず 年寄りみたい 先生!」

「何か 食べよう」

「でも、私 今日 制服だよ」

「そうだった・・・・」

先生は、広めのサービスエリアに車を停めた
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