忘れさせて 先生・・・・
先生は、背筋を伸ばし 決心したかのように話始めた

「お母さん、僕は、結衣さんの事が 好きです」

「先生!!!!」

「教師の立場でこんな事を申し上げるのは、ルール違反だとわかっています。それに 結衣さんの気持を、確実に僕の所にあるとは言い切れません。でも、必ず 結衣さんを僕に振り向かせる 自信があります。それに、このことで結衣さんが 学校で困るような事は、絶対に起こしません。どうか、僕に 結衣さんとの時間を下さい。」

先生は、落ち着きながらも 誠実に 母に 訴えた



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