忘れさせて 先生・・・・
昨日の夜・・・・

あんな事を聞かされた後なのに、私は真人と逢える喜びで心臓の音がハッキリ聞こえた

一度、家に帰り私服に着替えた

真人のマンションまで2駅、電車を待ってる時間さえもどかしかった

真人の部屋に着くと、持っている鍵で中に入る

もう、7時だというのに部屋には明かり一つない

夜勤、日勤というハードスケジュールをこなした真人は、ベッドの中で気持ち良さそうに眠っていた

目がその暗さに慣れる頃

私は、彼の眠るベッドの近くまで歩み寄り、しばらく彼の寝顔に見とれていた

サラサラな髪と整った目鼻、背が高いのに顔はすごく小さい

少し伸びた髭、全てが好きだ
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