忘れさせて 先生・・・・
もう 午前の診療時間も終わりに近づき 待合室で 待つ 患者数も 極端に減っていた

でも こんな場所で ましては、真人は 白衣のままだった

通りすぎる 人達から 驚異の目で見られていた

「真人 戻って」

「結衣・・・」

「お願いだから」

悲しい表情のまま 真人は 産婦人科の待合室を 後にした

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