忘れさせて 先生・・・・
今 何て答えてくれたら 私は 諦めがつくの?

今 何て答えてくれたら 私は もう一度 貴方の胸に飛び込めるの?

ただ 呆然としている 私の頭に 手を置き

「ゴメン 結衣を 困らせたな。正直 自分でも 分からないんだ。 結婚というものが・・・・ ほとんど 一緒に暮らしてないし。お互いの事を 理解しようと してないんだ。 そんな 前向きな気持になれないのも 結衣の事を 忘れられないからかな? 本当 イヤになるぐらい 俺は ズルイよ。」

ポケットから タバコを取り出すと ライターから 火を付けた

「真人 タバコ・・・・・」

「うんっ  タバコ辞めてたんだ ちょうど 結衣と知り合った頃に 禁煙を始めて時で 正直 辛かった事もあったんだ。でも だんだん 結衣の事が 好きになり始めて バカみたいに この子の為に長生きしようって思い始めて・・・・・・」

タバコの火を 携帯灰皿で消し また 2人で 歩き始めた

もう 空には あの綺麗な夕日ではなく 一番星が 輝き始める頃になっていた





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