忘れさせて 先生・・・・
までの道、彼の車で流れる音楽を聴く、そして運転をする彼を見つめる

私の、一番好きな時間だ

途中よく行くパスタの店に入り、いつものようにピザとパスタを分け合って食べた

車の中は、よく暖房がきいていた

会話が途切れても、全く緊張感など感じない 

むしろ、それが心地よかった そう感じられる人は、真人だけだった

海の見える駐車場に車を停めた

いつもは、車の中から 二人で海を見つめている

珍しく真人が

「少し歩かない」

と、外に出た
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