忘れさせて 先生・・・・
さっき 真人の車から 降りたのに また 今度は 池山先生とドライブ・・・・

もう疲れた

シートに思いっきり 体を 押し付け 外を ずっと見ている

何かを話す 元気など ない・・・・・

信号で止まった時 池山先生の左手が 私の髪をそっと撫でた

「疲れたか?」

外を見たまま 頷いた

「そうか・・・ 今日の病院のこと お母さんから聞いたよ」

何も答えられなかった

車を走られせながら 先生の 左手が 私の右手をそっと握った

「お前 今日から オレの彼女な・・・・・」

「はぁ!!!」





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