忘れさせて 先生・・・・
エレベータに 乗り 3階まで 上がってきた

一番奥から 一つ手前の部屋が 先生の部屋だった

先生が 鍵を開けている

私は どんどん 緊張してきた 手の振るえが 自分でも認識できた

「ほら 中 入るぞ!」

何度も首を タテに 振って 答えたが 体が 前に進まない

私の荷物を持つ反対の手で 先生が 手首を持って 中に 引き入れた

「大丈夫 取って食おうなんて思ってないから 今の お前を 抱いたって 空しいだけだろ オレが・・・」

そう 悪戯っぽく 先生が 笑った

靴を脱ぎ 部屋に 入った

シンプルな部屋だった

私のイメージしていた 先生の部屋とは 違い 何も 置いてなかった



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