忘れさせて 先生・・・・
最初は 少し 気になったけど だんだん 自分の勉強ペースになってきた

どれぐらい 時間が 経っただろう

なんか 視線感じる・・・・・

テキストから 目を放し 前を向くと 先生が こちらを見ていた

何故か メチャクチャ かわいい顔で 笑ってる

私も 首を傾ける

「どうしたの 先生」

「アハ お前って 面白いなぁ」

「何?」

「イヤ 気付いてないの?」

私は もう一度 首を傾ける

「お前って 勉強しながら ずっと 鼻歌歌ってるんだな」

「えっ・・・・・」

自分でも 顔が 赤くなるのが わかる

人前で こんなに 集中して 勉強した事なんて なかった

「もう 言わないで」

「イヤ 可愛かったよ」

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