忘れさせて 先生・・・・
私の首に 柔らかい唇が温かさを与える

ルームワンピのボタンが 1つ 1つ外されていく

柔らかい唇が 徐々に下に 下がっていく

「……アンッ…」

もう一度 先生は 私と目を合わせた

何か言いたげな瞳

『やっぱり止めよう』と言われるのが怖くて自分でも 驚くぐらい大胆な行動に出ていた
先生のTシャツの裾を持ち上げ 脱がした

怖いぐらいの 男としての顔があった

彼の上半身を見つめたまま 私の手を 彼の首へと回した

私の首筋に 彼が顔を埋めた

激しくなる息づかい・・・・

全身で 彼を感じた

彼の背中に回した手の指に 力が入る

「・・・・大丈夫?」

息を切らしながら 私に問いかける

「・・・・ウンッ・・・」

返事にならない声を出した

彼の動きに 無意識に 体が 反応する

耳元で囁かれる「結衣」

の声を聞きながら 意識を遠くに 渡した


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