忘れさせて 先生・・・・
前日の夜 自宅から持ってきた カバンの中から 白いシャツワンピに着替えた

先生の

「まだ?」「まだ?」

の声に急かされながら 用意をした

洗面所で 髪を ガスコテで巻いていると

先生が 私の耳元で 囁く

「十分 綺麗だから・・・」

私は その言葉に 赤面していた

なんとか 用意して カバンを持つと

「用意 終了?」

「うん・・・」

「さぁ 行くぞ!」

と 私の頭に 一瞬 手を置き 玄関へと歩き出した

「あっ! 夜寒いといけないから カーディガン持って来い」

その言葉で もう一度 リビングに戻り サマーニットのカーディガンを持った

『どこ 行くのかな?』

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