忘れさせて 先生・・・・
そう、なんとなく・・・・・・

真人さんとは、12歳も年齢が離れている

正直、接点などなかった

高校受験の時、教えてくれた医学部の学生が英訳の出来る子を探していた

帰国子女の私は、専門用語などは分からなかったが単純な英訳はできた

そうして、その学生の指導医 山田真人に出会った

最初の半年は、何もなかった

好きだという感情も・・・・・

でも少しずつ確実に私は、恋に落ちた

高校1年の冬、彼の部屋で翻訳の資料を見ている時、どちらかともなくキスをした

そのキスの延長線で、初めてひとつになった

そう、なんとなく・・・・・・・



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