忘れさせて 先生・・・・
「バカ」

甘い時間は 早く過ぎる

夏の日の強い日差しから 優しい夕暮れに変わっていく


「なぁ 結衣」

「何?」

「お前さぁ 志望校どうするんだ」

「…」

「この前さぁ 職員会議でお前の担任が言ってたんだ まだ決まってないって オレにも気持話せないのか?」

「うん・・もう少し待ってて」

「まぁ こんな場所でましてはこんな格好で話す話じゃないよな」

自分が何も身につけないまま 先生の腕の中に居る事が 恥ずかしくなった

「さぁ 送ってくよ」

そう言うと先生が 活きよい良くベッドから立ち上がった

「キャ」

「何照れてるんだよ」

「もういい 早くあっち行って」

先生は、笑いながら下に落ちた下着を拾いバスルームへと消えて行った
< 262 / 266 >

この作品をシェア

pagetop