忘れさせて 先生・・・・
何も聞かれないことが 私を不安にさせる

車に戻ると、エンジンを掛け車を出した

「先生」

「うん。何?」

「あぁ。ごちそうさまでした。」

「はい」

また、無言の車内・・・・・・・・・・・・・・

「先生、あのね」

「うん」

「やっぱり、先生に聞いてもらおうかな」

「うん」

まっすぐに、フロントガラスを見ていた先生がこちらに少し顔を向けた

「どっか、行くか?」

「うん」

私は、頷いた

「時間大丈夫なの?」

「大丈夫」

「お母さんに、連絡しなさい」

珍しく、教師口調で言われた

お母さんの携帯へ、電話した

お母さんからの返事は

「わかりました。私は、結衣を信用してます。」

の一言だった

「大丈夫だったか?」

「はい」

また、無言の車内・・・・・・・・・・・・・・・
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