忘れさせて 先生・・・・
家の前に車が止まった

「おやすみ」


「先生・・・・・」

「何・・・・」

「ありがとうございました」

「どういたしまして」

「明日は、終業式だから遅刻するなよ」

「はい」

「先生?」

「どうした。言えよ」

「うん。・・・・・・・・・また、電話してもいいですか」

「大丈夫だよ」

本当は、もう少し先生と話をしていたかったの

でも、もう日付がかわりそうな時間・・・・

先生も、明日仕事だから・・・・・

「本当の事言ってみろよ。」

先生の口調は、落ち着いていて何もかも包んでくれそうだった

「ごめんなさい。またね」

無理して、笑ってみた

もうこの頃には、先生を一人の男性として意識してたのかな・・・
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