忘れさせて 先生・・・・
「うまい!!」

そう言うと、すごい勢いで 食事を食べていく

「もう少し 良く噛んで食べなくちゃ」

「そうだな。患者には そう言うけどなぁ」

と笑った

食事の後片付けを終え リビングのソファーで待つ真人の所へ行くと テーブルに 小さな箱があった

「クリスマスプレゼント 開けてみて」

と少し照れながら 真人が言った

箱を開けると 中には腕時計が 入っていた

「俺とのペアーだから」

「ありがとう」

すごく 嬉しかった

「逢えない時も、真人とつながっている気する」

「そうだな。俺も 時計を見るたび 結衣を感じられる」

暫らく 続く 沈黙の時間が 心地良かった






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