忘れさせて 先生・・・・
資料室に入ると

「寒い~」

2人同時に、同じことを 言った

それが、可笑しくって 顔を見合わせて 笑った

あの夜以来 なんとなく 秘密を共有している特別な関係が2人の距離を縮めた

「コーヒー飲もうか?」

先生の発言に少し驚いた

そこには、新しいミネラルウォーターと 新しい ドリップコーヒーがあった

「最近、オレここで 休憩してるんだ」

と言い 手際よく 準備していく

「タバコ吸ってもいい?」

「先生 学校じゃ吸わないんじゃなかったの?」

「そうしてたけど、最近我慢できないんだよね」

少し 窓を開け タバコに火をつける先生に見とれていた

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