あたしは、悪魔と契約しました。
「うん?」


ジッと見るあたしに、女は微笑み返す。


嘘、でしょ?


、、、本当だ。この女は、、、お前の母親は、哲也を傷つけていた。


なんで、そんなことを、、、


、、、この女は、自分のストレスのはけ口に哲也を使ったんだ。


ストレスの、はけ口?


、、、哲也の体には、たくさん傷がある。お前の母親から受けた、虐待の跡が残ってる。


こんなに、、、


誰かに怒りを覚えたのは、初めてだった。


、、、この女は、悪魔だ。人の仮面を付けた、悪魔。


悪魔、、、


この女は、悪魔、、、


、、、そうだ。どうする?


どう、すれば、、、いいの?


あたしに言葉に、相手は、、、嬉しそうに、微笑んだ。

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