あたしは、悪魔と契約しました。
哲也は、着ていた制服を脱ぎ始める。


そんな哲也の体には、傷があって、、、


背中には、大きな絵まで書かれた居る。


桜と、龍が今にも、、、動き出しそうだ。


、、、綺麗。


あたしはその絵に引き寄せられるように、哲也へ近付く。


離れていたから、わからなかったが、、、


その絵の下にも、たくさんの傷があった。


それを隠すように書かれた、絵。


この絵は、哲也が本当の自分を隠すために刻んだものなのじゃないか?


そんな風に、思ったら、、、


胸が、切なくなった。


あたしは震える手を、哲也の背中に手を伸ばした。


哲也はあたしに、顔だけを向ける。


「わりぃ。変な、もの、、、見せて」


そして、シャツを着ようとした。

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