あたしは、悪魔と契約しました。
哲也が首まで着たシャツを掴み、あたしは哲也の背中に、、、


そっと、キスを落とした。


そのキスは、全てを知ったあたしからの、、、


謝罪の、キス、、、


償いの、キス、、、


この傷も、この絵も、、、


哲也は、背負う必要なんて、、、なったのに、ね?


ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、、、


どれだけ、その言葉を哲也に向けても、、、


この傷も、この絵も、、、消えることはない。


そう思えば、思うほど、、、


あたしが知らない所で、あたしは、、、哲也のことを、傷付けていたんだ。


哲也は、自分の運命を、、、どうやって、受け入れたの?


どうやったら、あたしは哲也の傷を、、、背負える?

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