あたしは、悪魔と契約しました。
あたしの疑問に答えるように、彼女は頷いた。


そして、、、


「あたしは、咲良(さくら)」


そう、あたしに名を名乗った。


、、、咲良。


「そう。闇の情報屋をしてる」


闇の情報屋?


よくわからない言葉に、あたしは首を傾げる。


「誰も知らない情報を操ってる」


よくわからないが、咲良は凄い人なのだと思った。


「凄くないよ。あたしはただ、あの悪魔を倒すためにこの世界に足を踏み入れたの。どうしても、、、あの悪魔を殺したいから」


咲良が殺したいほど、憎んでいる。


あの女は、咲良に何をしたの?


彼女は、どこにでも居そうな子だと思う。


だけど、あの女に対する憎しみは、、、異常だ。

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