あたしは、悪魔と契約しました。
初めて会った、咲良。


なのに、、、不思議と、咲良の気持ちが理解できた。


「千尋にとって、あの悪魔はたった1人の母親なのに、、、ごめんね?でも、、、あたしにも、譲れないものがある」


母親、、、


あの人は、あたしの母親なのだろうか?


確かに、あの人があたしのことを産んだかもしれない。


だけど、、、


あの人は、あたしのことを捨てたんだ。


それだけだったら、あたしは、、、


悪魔と契約なんて、しなかったかもしれない。


でも、あの女は、、、傷付けた。


あたしに、たくさんの初めてをくれた人のことを、、、


大切な、人のことを、、、


だから、、、許せない。


子供を、人間を、、、自分のおもちゃだと思っている、あの女を、、、

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