あたしは、悪魔と契約しました。
悪魔退治
その後、咲良は特にあたしの事情を聞くことはなかった。


でも、あたしに行き先がないことをしていたのか?


咲良は、あたしのことを自分の自宅へと連れて行ってくれた。


そして始まった、咲良との共同生活。


咲良は昼間は大概、家に居る。


だけど、決まって同じ時間に家を出る。


それはいつも、太陽がこの世から消えた時。


「出かけてくる」


そう、一言をあたしに告げ、家を出て行く。


外、咲良が何をしているのか?


知る術もなければ、咲良に尋ねる勇気もない。


そして咲良が、どうやって悪魔を倒そうとしているのか?


それさえも、あたしはまだわからないまま、、、


ただ、時間ばかりが流れていった。

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