あたしは、悪魔と契約しました。
これは、、、夢だ。


全部、全部、、、夢。


でも「夢だ」と言うなら、どこからが夢?


咲良があたしに、ネックレスをプレゼントしたのも夢?


咲良が家を出て行ったのが、夢?


それとも、あたしがここに居ることが夢?


ねぇ、どこから?


そんなの、別にどこからでも良い。


どこからでも良いから、とにかく、、、


この悪い夢から、早くあたしのことを目覚めさせてください。


そして、つい数時間前の咲良と時間に戻してください。


早く、神様、、、


あたしの心が、叫んでいます。


「覚ませ!!」


そう、叫び続けています。


神様のイタズラにしては、酷すぎる夢だ。

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