あたしは、悪魔と契約しました。
色づく世界
あの男と出会った日から、1日1日と月日は過ぎていった。


あたしは毎日、河川敷に行った。


だけど、あの男と会えないまま、、、1ヶ月が過ぎた。


あの男は、あたしの幻だったんだ。


あたしがあまりにも、あんな風に誰かと1度でも話をして見たいと望んだから、、、


だから、幻を見たんだ。


そう諦めた、ある日。


男はまた、ふらっとあたし前に、、、現れたんだ。


「今日は、何が見える」


そして、そんなことをあたしに尋ねた。


今日も、、、今のあたしの視界には、、、


「あなたが、見える」

「また、俺?」


男はこないだと同じように、クスッと笑みを溢した。

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