あたしは、悪魔と契約しました。
だからあたしは、2つ返事で哲也に答えた。


いつものように哲也のバイクの後ろに、ギュッと哲也にしがみ付く。


この時間(瞬間)が、好き。


1番、哲也の温もりを感じていられるから、、、


だから、あたしはバイクの後ろでいつも瞳を閉じる。


2人だけの世界に行きたくて、、、


どれくらい走ったのか?バイクは、河川敷で停まった。


初めて来る場所なのに、とても懐かしく感じた。


さっさとバイクを降り、前を歩く哲也にあたしは付いていく。


そして哲也は慣れたように、芝生の上に腰を下ろした。


その隣に、あたしも静かに腰を下ろす。


真っ直ぐに空を見上げる哲也を横目で見ながら、あたしも空を見上げる。

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