あたしは、悪魔と契約しました。
こんなこと、哲也にしか頼めない。


あたしは哲也の腕の中から顔を上げ、自分から哲也のキスをした。


「それでも良い。今だけは、哲也でいっぱいにして、、、」

「途中で止めることなんて、出来ねぇから」


そう言うと、哲也はあたしに深いキスを落とした。


全部、初めては哲也が良い。


それでまた、哲也のことを傷付けても、、、


哲也のことを思って、今以上に苦しくなる日があっても、、、


今の、この瞬間、、、


あたしの幻だとしても、夢だとしても、、、


哲也に愛された。


その、証が欲しかった。


そして、その日、、、


あたしは初めて、男の人と体を重ねた。


たくさんの哲也の愛に、、、包まれながら、、、

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