あたしは、悪魔と契約しました。
男の言葉に頷けば、失礼になるのかな?


それとも、この男は得に気にもしないだろうか?


悩みながらも、素直に自分の思ったことを口にする。


「、、、少し」

「お前に、俺はどんな風に見えてるわけ」


そう言って、男はクスッと笑みを溢した。


男は自分の言葉の返事を待っているわけでも、なさそうだった。


「まぁ、俺から見たら、お前も未成年には見えないけど」


そして、意味深な瞳をあたしに向けてくる。


「あなたの目に、、、あたしはどんな風に、映ってるんですか?」


あたしは生まれた疑問を、男にぶつけた。


「変な女」


変な女。って、、、


あたしは至って、あたしなりの普通で男と接してきたつもりなんだけど、、、

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